Vol. 36 再び「日本の家」へ行く(1)

「日本の家」

「日本の家」

ラヌアにある「日本の家」については、Vol. 25のところで書きましたが、オウルインターナショナルクラブの面々で、再度ここを訪れることになりました。毎年秋に泊りでハイキングを計画しているそうなのですが、今回はクラブから日本の家に木を寄贈することになったらしく、その植樹も兼ねてのハイキング旅行とのことです。
最初、10月に、なんて話もあったのに9月中に時期が繰り上がったのは、10月では植樹には遅すぎる(寒すぎる)からだそうな。

さて、総勢12名(計8カ国)、車3台に分乗して出発し、昼過ぎにラヌアに到着です。
日本の家では、ここを運営なさっているフィンランド人のTさんが前回と同じく満面の笑顔で出迎えて下さいました。ほっと一息ついたところで、緑茶が配られ ます。「ちょっと濃いかもしれませんが」の日本語の声にびっくりして振り向くと、それは先程まで英語で説明なさっていたTさんでした。あまりに自然な日本 風の言い回しにびっくりしていると、それもそのはず、Tさんは、以前東京に12年間住んでいらっしゃったとか。この日本の家の設立当初から運営に関わり、 姉妹村の岩崎村のある津軽地方の文化を愛し、太宰治を研究なさっているライブラリアンでもいらっしゃいます。

ただ、日本に住んでいたというだけでなく、日本文化に対する限りない愛情がある故でしょう、その後、皆で岩崎村の夏祭りのビデオを鑑賞したりしたのですが、Tさんの説明の的確さ、理解の深さには本当に感服しました。 実は行く前、わたしなりに「頑張ってあれこれ日本の事を説明しなくては」なんて多少の気負いもあったのですが(故にすごく憂鬱でした)、完璧な日本通のTさんを前に、この頃には私自身すっかりお客様モードに。ハハハ。

昼食を済ませたあとは、早速植樹です。
一本だけかと思ったら、なんと小さいのも含めて5本も用意してきた様子。植樹といえば響きはいいけど、要は穴掘り、 穴埋め&土運びです。なんとなくお付き合い気分、多少の義務感で手伝い始めた私ですが、でも、考えてみれば、日本から8000キロも離れたこの場所で、わたしが去った後も自分で植えた木が育つなんて!、素敵だ~、素敵過ぎる~というわけで、気がつくと進んでスコップを振るい、土を掘り返していたのでした。 (ま、枯れなきゃね、の話ですが。)

さて、今回、日本の家に宿泊するにあたって、この時期はすでにシーズンオフであるためでしょう、Tさんは案内役としていて下さるものの、食事は持ち込みで台所を使わせてもらっての自炊です。(その代わり、かなり格安で宿泊させてもらっています。)
夕食は、かねてより予定の巻き寿司とサーモンのオーブン焼き。お寿司の材料こそ私が買い出したものの、前回のすし教室の参加者もいるので、調理は分担し、代わりばんこにお寿司を巻きます。

この「日本の家」には、楽しいことに、フィンランドではついぞお目にかかれないガスコンロがあります。前述のTさんが「ガスコンロがなきゃ、日本料理は作れない!」と粘りに粘ったそうです。電気コンロだと、すごい強火とか弱火が難しいです。気持ちはすごく良くわかります。

そして、夕食後はサウナ。(日本なら温泉!でしょうが、なんといってもここはフィンランドですから。)
日本の家のすぐ隣にスモークサウナの設備を持った貸しコテージがあって、ここのオーナーに、サウナを使わせてもらえるよう交渉してあったようです。
私は全然知らなかったのですが、スモークサウナと言えば、サウナの中のサウナ(らしい)。何がどう普通のサウナと違うのかは、よくわかりませんでしたが、今入らなかったら、「日本に帰って必ず後悔する!」とまで断言されては、入らぬわけには行きません。
遠目から見ると普通の古い丸太小屋ですが、唯一のフィンランド人参加者のPさん曰く、建物は100年ものでは?というスモークサウナを他の女性たちに交じり初体験です。とにかく暗いのと立ち上る蒸気で、もうなにがなにやら。でも、煙った暗い中にボーっとしていると、まるで、森深い露天風呂に浸かっているような 心地良さでしたよ。確かにこれは入っておいて良かったかも。(但し、燻製されたような匂いがこの後2日ぐらい消えないのには参りましたが。) 続く。

夕食に作った巻き寿司なかなかおいしそうに出来たではありませんか。

夕食に作った巻き寿司
なかなかおいしそうに出来たではありませんか。

Vol. 37 再び「日本の家」へ行く(2)

関連記事:
Vol. 25 「日本の家」へ行く
Vol. 35 観光案内その3 ラヌア動物園

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